⚡

ブレーカー計算

適切なブレーカーと電線断面積を計算

概要

電流は I = P ÷(U × cos φ)、三相は I = P ÷(√3 × U × cos φ)で求めます。100 V・200 Vの電流とブレーカー容量、IEC 60364-5-52参考値による電線サイズを表示し、逆に電線から使えるブレーカーの上限も確認できます。

電流は「電力 ÷ 電圧」で、1,500 Wの機器は100 Vで15 A、200 Vで7.5 A流れます。20 Aのブレーカーで使えるのは100 Vで2,000 W、200 Vで4,000 Wまで。表の電線の許容電流は国際規格IEC 60364-5-52の参考値で、日本の屋内配線は内線規程に従い、工事は電気工事士が行います。

ヒーター・電気ケトル:1 ・ モーター:約0.85
ブレーカーの負荷率
電圧降下は含みません。長い配線はケーブル断面積計算で確認してください。 国際規格IEC 60364-5-52の参考値(銅・PVC・30 °C)で、負荷電流 ≤ ブレーカー定格 ≤ 許容電流 の関係で選んでいます。日本の屋内配線は内線規程に従い、工事は電気工事士が行ってください。
この計算は役に立ちましたか?

電線サイズ別ブレーカーと最大電力(IEC参考値)

断面積 許容電流(B2)ブレーカー最大電力 100 V最大電力 200 V断熱壁内(A2)
1.5 mm² 16.5 A15 A1,500 W3,000 W—
2.5 mm² 23 A20 A2,000 W4,000 W15 A
4 mm² 30 A30 A3,000 W6,000 W20 A
6 mm² 38 A30 A3,000 W6,000 W30 A
10 mm² 52 A50 A5,000 W10,000 W40 A
16 mm² 69 A60 A6,000 W12,000 W50 A
25 mm² 90 A75 A7,500 W15,000 W75 A
35 mm² 111 A100 A10,000 W20,000 W75 A
50 mm² 133 A125 A12,500 W25,000 W100 A

具体的な数値でよくある質問

ブレーカー容量の計算方法は?

電流(A)=電力(W)÷電圧(V)で、同じ回路で同時に使う機器の電流を合計します。100 Vで1,500 Wのドライヤーと800 Wの電子レンジなら23 Aとなり、一般的な20 Aの分岐回路では足りません。ブレーカーは合計電流以上の定格を選びます。

20 Aのブレーカーで何Wまで使えますか?

100 Vで2,000 W、200 Vで4,000 Wまでです。

200 Vで3 kWの機器の電流は?

単相200 Vで15 A、三相200 Vで8.7 Aです。

ブレーカーと電線の関係は?

負荷電流 ≤ ブレーカー定格 ≤ 電線の許容電流 を満たすように選びます。電線の値は内線規程で確認してください。

ブレーカー計算ツール:適切なブレーカー容量とケーブル断面積を求める

電気工事や設備設計において、ブレーカーの容量と電線の断面積を正しく選定することは安全性の根幹です。過負荷になったケーブルは発熱し、最悪の場合は火災につながります。当サイトの無料ブレーカー計算ツールを使えば、複雑な計算を瞬時に行い、安全な電気システムを設計するための正確な数値を得ることができます。

ブレーカー計算ツールとは

このツールは、接続する機器の総消費電力(W)または電流、電源電圧、力率、配線方法を入力するだけで、必要なブレーカー容量(A)と最小ケーブル断面積(mm²)を自動計算する無料オンラインツールです。単相(100V/200V)および三相200Vに対応し、ブレーカーは日本の定格(15・20・30・40・50・60・75・100・125・150A)から選ばれます。電線の断面積は国際規格IEC 60364-5-52に基づく参考値です。もう一つのモードでは、電線の断面積から使えるブレーカーの上限と最大電力がわかります。

電気工事士や設備設計者、DIY愛好家、建築主など、電気設備に関わるすべての方にご活用いただけます。難しい計算式を暗記する必要はありません。

使い方ガイド

操作は非常にシンプルです。以下の手順に従ってください:

  • 消費電力または電流を入力(W・kW・A):保護したい回路または機器の合計ワット数を入力します。
  • 電圧を選択:単相100V・単相200V・三相200Vの中から使用する電圧を選びます。
  • 力率(cos φ)を入力:ヒーターや電気ケトルなどは1.0、モーターは0.85程度を使用します。
  • 配線方法を選択:A2・B1・B2・C・Eから選びます(初期値はB2=電線管にケーブル)。

「計算する」ボタンはなく、結果は入力と同時に表示されます。表示されるのは電流、推奨ブレーカー容量(A)、最小電線断面積(mm²、IEC参考値)、そのブレーカーで使える最大電力、ブレーカーの負荷率(%)です。電圧降下は含まれません。

計算の基本原理

計算はオームの法則と電力の公式に基づいています。単相の場合の電流計算式:

I(A) = P(W) ÷ (V(V) × cos φ)

三相の場合:

I(A) = P(W) ÷ (√3 × V(V) × cos φ)

算出された電流値以上で最も小さい標準定格のブレーカーが選ばれ、電線は許容電流がブレーカー定格以上となる最小の断面積が選ばれます(負荷電流 ≤ ブレーカー定格 ≤ 許容電流)。例えば、単相200V・4,000Wの回路の場合:I = 4000 ÷ 200 = 20A。このため20Aのブレーカーと2.5mm²の電線(IEC参考値、B2:23A)となります。負荷率が100%になるため、余裕を見て30Aにする場合は4mm²が必要です。

電流容量とケーブル断面積の対応表

ブレーカーの選定と同様に、ケーブルの断面積選定も非常に重要です。細すぎるケーブルは発熱・火災の原因となります。IEC 60364-5-52の参考値(電線管にケーブル・B2、単相、銅、30℃)では、ブレーカー定格ごとの最小断面積は以下のとおりです:

  • 15A: 1.5mm²
  • 20A: 2.5mm²
  • 30A: 4mm²
  • 40A〜50A: 10mm²
  • 60A: 16mm²

日本の屋内配線で使うVVFケーブル(1.6mmは約2.0mm²、2.0mmは約3.1mm²)やCVケーブルの許容電流は、内線規程で確認してください。長距離配線では電圧降下、高温環境や複数のケーブルをまとめる場合は許容電流の低減を考慮し、より大きな断面積を選ぶ必要があります。

実際の使用例

例1:キッチンの回路設計

IHクッキングヒーター(3,000W)+食器洗浄機(1,200W)+電子レンジ(700W)の合計4,900W、単相200V。I = 4900 ÷ 200 = 24.5A。推奨:30Aブレーカーと4mm²の電線(IEC参考値、B2)。実際の電線サイズは内線規程で選定します。大型家電は専用回路を設けることが推奨されます。

例2:一般家庭の照明回路

LED照明10灯 × 10W = 100W、単相100V。I = 100 ÷ 100 = 1A。最小定格の15Aブレーカーで十分余裕があり、電線はIEC参考値で1.5mm²以上(VVF 1.6mmは約2.0mm²)です。

例3:工場の三相モーター

消費電力7.5kWの三相誘導電動機、三相200V、力率0.85。I = 7500 ÷ (1.732 × 200 × 0.85) ≈ 25.5A。計算結果:30Aブレーカーと6mm²の電線(IEC参考値、三相B2では4mm²は27Aまで)。モーターは起動電流が大きいため、実際のブレーカーと電線は内線規程で確認してください(スターデルタ起動の場合も起動電流の考慮が必要)。

このツールが役立つ方

ブレーカー計算ツールは以下の方々に最適です:

  • 電気工事士・設備業者:現場での迅速な計算に
  • 建築・設備設計者:設計段階での根拠確認に
  • DIY愛好家:小規模工事の事前確認に
  • 建築主・家主:工事見積もりや計画の理解に
  • 電気工学の学生:実務的な計算学習に

法的規制と安全上の注意

日本では電気工事は電気工事士法により、一般用電気工作物(一般住宅・小規模店舗等)の工事は第二種電気工事士以上の資格が必要です。また、電気設備の技術基準は電気設備技術基準(電技)と内線規程(JEAC 8001)に従う必要があります。本計算ツールの電線サイズは国際規格IEC 60364-5-52の参考値で、内線規程の値とは異なる場合があります。結果はあくまで参考値です。実際の工事は必ず有資格者が行うか、専門家に相談してください。

よくある質問(FAQ)

このツールは無料で使えますか?

はい、完全に無料でご利用いただけます。会員登録やアプリのインストールは不要です。スマートフォン・タブレット・パソコンのブラウザから直接アクセスできます。

三相電源の計算にも対応していますか?

対応しています。単相(100V/200V)および三相(200V)に対応しています。電圧を選択するだけで、適切な計算式が自動的に適用されます。

力率(cos φ)がわからない場合はどうすればいいですか?

家庭用電熱器(電気ヒーター、電気ケトルなど)や白熱灯は力率がほぼ1.0です。モーター、エアコン、業務用機器などは一般的に0.75〜0.90程度です。不明な場合は機器の仕様書やカタログを確認するか、保守的に0.8を使用することをお勧めします。

電圧降下についても考慮する必要がありますか?

はい、特にケーブルが長い場合は電圧降下の確認が重要です。本ツールは電圧降下を含みません。例えば100Vで15Aを20m、2.5mm²の電線で送ると、電圧降下は約4.3%になります。長さと許容電圧降下(初期値2%)を入力できる当サイトのケーブル断面積計算で確認し、基準は内線規程に従ってください。

ブレーカーと電流制限器(リミッター)の違いは何ですか?

ブレーカー(配線用遮断器)は過電流から配線や機器を保護するための装置で、過負荷や短絡時に自動遮断します。電流制限器(アンペアブレーカー)は電力会社が契約アンペア数を管理するための機器です。どちらも分電盤に設置されますが、役割が異なります。漏電保護には別途漏電遮断器(ELB)を使います。設置が必要な回路は電気設備技術基準と内線規程で確認してください。

関連

⬡ コンクリート計算 ▦ 壁紙計算 ▭ モルタル計算 ◯ プール水質計算機 ◈ 太陽光発電計算

その他の計算ツール

⌂ 住宅ローンシミュレーション 📈 積立シミュレーション ○ LED節電計算 ⊛ 電力消費計算 ↘ 割引計算