プールのpH・塩素を正確に計算
このツールは、プールの形状と寸法から水量を求め、目標値にするためのpH降下剤またはpH上昇剤と塩素顆粒(65 %)の量をグラムで計算します。衝撃塩素処理は1 m³あたり15 gです。pH 0.1・10 m³あたり降下剤150 g、上昇剤100 gで計算し、製品表示が優先されます。
ご意見ありがとうございます。
長方形のプールなら「縦×横×平均水深」で体積を求め、リットルに換算すれば水量になります。浅い側から深い側へ傾斜している場合は、両端の水深の平均を平均水深として使います。
プールの幅と平均水深が分からないと決まらないため、「25m×幅×平均水深」で体積を計算し、リットルに換算して求めます。同じ長さでも、コース数と水深によって水量は大きく変わります。
必要な薬剤量は「水量×(目標濃度−現在の濃度)÷薬剤の有効塩素率」で求めます。単位を揃えること(水量はリットル、濃度はmg/L)が計算のポイントです。
まず形状から体積(水量)を出し、その水量をもとに薬剤量、循環ろ過に必要な流量、補給水量などを順に計算します。すべての計算の出発点は水量なので、平均水深を正しく取ることが重要です。
水量に目標濃度の上げ幅を掛け、使う薬剤の有効塩素率で割って求めます。次亜塩素酸ナトリウムと塩素化イソシアヌル酸など、薬剤ごとに有効塩素率が違うため、同じ水量でも投入量は変わります。
遊泳用プールでは、遊離残留塩素、pH値、濁度、過マンガン酸カリウム消費量、大腸菌、一般細菌などに基準が定められています。具体的な数値は、厚生労働省の遊泳用プールの衛生基準や自治体の条例で確認してください。
家庭用の小型プールには循環ろ過も消毒もないため、水は使うたびに入れ替えるのが基本です。数時間の使用でも汗や皮脂、土ぼこりで細菌が増えるので、水をためたまま放置しないでください。
日光の紫外線、水温、水を動かす量によって大きく変わり、屋外で直射日光が当たる場合にもっとも早く低下します。正確に判断したい場合は日数で決めず、残留塩素の測定値で確認してください。
きれいで安全なプール水には、定期的な測定と正しい投入量が欠かせません。この無料のプール水質計算機は、プールの寸法から水量を求め、目標値にするために必要なpH降下剤またはpH上昇剤と塩素顆粒の量を計算します。衝撃塩素処理の量も表示します。
結果はグラムで表示されます。薬剤は固定で、pH降下剤は硫酸水素ナトリウム、pH上昇剤は炭酸ナトリウム、塩素顆粒は有効塩素65 %を前提にしています。薬剤の種類を選ぶ欄はないため、液体塩素や錠剤、別の濃度の製品では製品表示の投入量に従ってください(表示が優先です)。
pHの差が0.1以下、塩素の不足が0.1 mg/l以下なら「調整不要」と表示されます。
| 水量 | pH降下剤(−0.1) | pH上昇剤(+0.1) | 塩素 +0.5 mg/l | 衝撃処理 |
|---|---|---|---|---|
| 10 m³ | 150 g | 100 g | 8 g | 150 g |
| 20 m³ | 300 g | 200 g | 15 g | 300 g |
| 30 m³ | 450 g | 300 g | 23 g | 450 g |
| 50 m³ | 750 g | 500 g | 38 g | 750 g |
8 × 4 m、平均水深1.5 mのプールは48 m³です。pHが7.8で目標7.2、塩素を0.5から1.0 mg/lに上げる場合、pH降下剤4,320 gと塩素顆粒36 g、衝撃塩素処理は720 gと表示されます。pH調整剤は数回に分けて入れ、その都度測定してください。
pHは塩素の効き方を左右します。pH 7.2では遊離塩素の約3分の2が殺菌力の強い次亜塩素酸として存在しますが、7.5では約半分、8.0では約4分の1にとどまります。そのため計算機の注意書きでは、まずpHを補正し、循環させてから再測定し、その後に塩素を入れる順序を示しています。顆粒はあらかじめバケツの水に溶かします。また、塩素が3 mg/lを超えるときは入水しないよう注意書きがあります。
長方形は「長さ×幅×平均水深」、円形は「π×(直径÷2)²×水深」です。直径5 m・水深1.5 mなら29.5 m³。楕円形は楕円として計算し、8 × 4 × 1.5 mで37.7 m³です。