基本露出+NDフィルター→新しい露出時間
このNDフィルター計算機は、レンズにNDフィルターを装着した後の新しい露出時間を自動で算出します。基本露出時間とNDファクターを入力するだけで、「新しい時間 = 基本時間 × NDファクター」の計算式に基づいて結果を表示します。長時間露光や滝の絹のような表現に最適です。
重ね付けした場合は、各フィルターの減光段数を足し算すれば全体の減光量になります。倍数で考えるときは足し算ではなく掛け算になるので、段数で計算したほうが分かりやすくなります。
日中の風景で水や雲を軽く流したいなら中程度の減光量、真昼に長秒露光をしたいなら強めの減光量が使いやすいです。動画で絞りを開けたまま撮るなら、光量に合わせて調整できる可変NDが便利です。
名称の数字は減光倍数を示し、1000は光の量をその数値分の1まで落とすという意味です。日中でも数秒から数十秒のシャッタースピードが使えるため、滝や海、雲の動きを滑らかに表現する用途に向いています。
67mmという表記はフィルターの取り付け口径を表すだけで、可変かどうかとは関係ありません。67mm径には固定式NDも可変NDも用意されているので、製品名の「可変ND」「バリアブルND」という表記で判断してください。
最初は減光量が中程度の固定NDが扱いやすく、露出計算も分かりやすくなります。動画も撮るなら、光量の変化に合わせられる可変NDが一枚あると使い回しがききます。
67mm径では、まず用途に合わせてND・PL・プロテクターのどれが必要かを決め、そのうえで反射防止コーティングと枠の薄さを基準に選ぶとよいでしょう。減光時に色が転びにくい製品を選ぶと、後処理での色調整が楽になります。
77mmはフィルターのねじ込み径を示す数値で、レンズ先端に「⌀77」と刻印されたレンズに適合します。大口径の標準ズームや広角ズームに多い径なので、複数のレンズを77mmに合わせ、ステップアップリングで共用する使い方もできます。
67mmのPLフィルターは、回転枠が滑らかで、装着したまま前枠を回せるタイプが使いやすいです。減光量が少なく明るいタイプを選ぶと、シャッタースピードの低下を抑えられます。
NDフィルター(Neutral Density Filter:減光フィルター)は、風景写真、滝の撮影、動画撮影など様々な場面で活躍する必須の撮影アクセサリーです。しかし、NDフィルターを装着した後の新しい露出時間を手計算するのは、特に高い減光度数のフィルターを使う場合には手間がかかります。当サイトの無料NDフィルター計算ツールなら、基準露出時間とフィルターの値を入力するだけで、即座に正確な露出時間を算出できます。
NDフィルターは、色調を変えることなく光量だけを均一に減らす光学フィルターです。カメラのレンズに装着する「サングラス」のようなもので、以下のような撮影シーンで幅広く活用されています:
NDフィルターは主に2つの方法で表記されます:
両者の関係は単純で、ND2は1段(光量を1/2に減らす)、ND4は2段(1/4)、ND8は3段(1/8)、ND64は6段(1/64)、ND1000は約10段(1/1000)に対応します。計算式は:新しいシャッタースピード = 基準シャッタースピード × ND値です。
操作はとてもシンプルです。以下のステップに従ってください:
この3ステップで、複雑な暗算を一切せずに正確な露出設定が可能になります。
滝を撮影する際、フィルターなしの適正露出が1/100秒(f/8、ISO100)だとします。ここでND64(6段)を装着すると、新しいシャッタースピードは64 × (1/100) = 0.64秒になります。この時間で水の流れが滑らかに描写されます。さらにND1000を使えば10秒の露出が可能となり、水流がまるで霧のような幻想的な表現になります。
晴天の海辺で基準露出が1/500秒の場合、ND1000(10段)を使うと新しい露出時間は約2秒になります。波がなめらかなガラス状の海面に変わり、空の雲は流れる筆跡のように表現されます。この手法はミニマリズム写真でも非常に人気があります。
24fpsで動画を撮影する場合、理想的なシャッタースピードは1/48秒です。屋外の明るい環境ではこのシャッタースピードを維持すると露出オーバーになりがちです。NDフィルターを使うことで、シャッタースピードを1/48秒に固定しながら適正露出を得ることができます。
f/1.4の大口径レンズを晴天下で使うと、適正露出を得るためには絞る必要がありますが、それでは背景ボケが失われます。ND8(3段)を使えば、f/1.4のまま昼間でも適正露出で撮影できます。
撮影シーンに応じて適切なフィルターを選びましょう:
可能です。複数枚のフィルターを重ねる場合、段数を足し算します。例えばND8(3段)とND64(6段)を重ねると合計9段になります。計算ツールには合計の段数を入力してください。ただし、複数枚重ねると周辺光量落ちや画質低下が生じる可能性があります。
高品質なNDフィルターは中性で色調に影響しませんが、安価なフィルターは青や紫の色かぶりが発生することがあります。RAW形式での撮影により、現像ソフトでホワイトバランスを調整することで対処できます。
多くのカメラはシャッタースピードの最長設定が30秒です。それ以上の露出が必要な場合はBulb(B)モードを使用します。このモードではシャッターボタンを押している間だけシャッターが開き続けます。リモートシャッターレリーズを使うとより安定した撮影ができます。
もちろんです。動画撮影時の180度ルールに基づいたシャッタースピード計算にも対応しています。適切なシャッタースピード(フレームレートの2倍の分母)を基準露出として入力し、必要なNDフィルターの段数から逆算することも可能です。
はい。NDフィルターを使う目的の一つは、ISOやF値を固定したままシャッタースピードだけを変化させることです。これにより、ノイズレベルや被写界深度を変えることなく、長時間露出効果だけを得ることができます。